ゴーセンフィールドスタッフの佐藤です。
今回は5月のアマゴです。
前回レポートで言ってた、課題の具現化。その課題というのは、源流の場合アップストリームの釣りがメインになります。実際には、アップストリームからアップクロスの釣りなのですが、川幅が狭く立ち位置にもよりますが、アップクロス、ダウンクロス出来ない、また出来たとしても、距離が足りないので、喰わせの間がとりにくい事があります。
しかしながら、一番確実にフッキング出来る釣り方でもあります。
ダウンストリームは、解禁時の低水温、また魚の活性が低い時、また釣り下る時などには有効なのですが、あまりやらない。
そこでメインになるのがアップストリームなのですが、正直、結構バレます。
それは、川の流れ、速度、段差などが影響して魚のチェイスとルアーが一直線になってしまうのも原因の一つです。アマゴという魚は、よくバレます。
イワナは、ほとんどバレる事はないのですが、アマゴ、ヤマメは、バレが多い。口の形、眼の位置、体の形状、喰い方、定位する場所など、違うのですが、せっかくチェイスしてるんだから獲りたくなるのが私、アップストリームでバレない釣り方が課題で具現化する為、リール、ライン、ルアーを変えました。
リールは、バンドル一回転79センチの巻き取りから83センチに、ラインは
CAST-4の0.5号から0.6号へ、ルアーは、市販のミノーから私がハンドメイドしたミノーに、リールのたった4センチのハイスピード化ですが、これが結構ハマりました。
ラインの径を上げたのは、流れに対しての抵抗を増やす為。ルアーも少し、トゥイッチ抵抗を上げてます。流れに同調させるのも大切なのですが、スーッと来てしまっては意味がないので、流れの中でミノーのトゥイッチ速度を瞬時に少しだけおとす。この時が、アップストリームの喰わせの間になると考えたからです。
止めてはダメ。そして、ミノーがタナ落ちしない事。タナを落とすとチェイスしている魚、特に、定位型の魚はチェイスを辞め、定位位置に戻ってしまいます。
同じタナで一瞬だけアクションスピードをおとす事で、アタックしフッキングさせる事がやりやすくなります。これを5月メインにやってみて、アップストリームのバレも少なくなりました。具現化できたと思います。毎回反省点の多い釣りですが、面白いです。
5月30日にハンドメイドミノーで釣った、26.5センチのアマゴは、最高でした。